正の数と負の数(説明ページ)
概要
0よりも小さい数のことを負の数という。
- 負の数は「負の符号(-)」を用いて表し、例えば-10というように表す。(読み方は「マイナス10」)
- 「負の符号(-)」の後の数字は、0よりどれだけ小さいかを表す。(例:-10とは0よりも10小さい数を表す。)
0よりも大きい数のことを正の数という。
- 負の数と区別するために、正の数は「正の符号(+)」を用いて表すことがある。
正の数・負の数とは?
0よりも小さい数のことを負の数と言います。
いきなり「0よりも小さい数」と言われてもピンとこないかもしれませんが、例えば、天気予報で
「今日の札幌の気温は-5度です」
といった場合の”-5“が負の数です。
なお、「-」の読み方は「マイナス」で、別名「負の符号」と言います。
負の数に対して、1,2,3などの0よりも大きいい数は正の数と言います。(いつも使っている数のこと)
負の数と区別するためにあえて「+」の記号を付けて+1,+2,+3と表すこともありますが、「+」の記号がついているものは「+」の記号がついていない普段使っている数と同じ意味です。
なお、「+」の読み方は「プラス」で、別名「正の符号」と言います。
注意:0は正の数でも負の数でもない
←よくひっかけ問題で出題されるので注意してください!
とりあえずこれだけ覚えて!
- 0よりも小さい数のことを負の数という。
「負の符号(-)」がついていたら負の数!(例:-1「読み方:マイナス1」) - 0よりも大きい数のことを正の数という。
「正の符号(+)」がついていたり、何もついていなければ正の数!(例:1 or +1「読み方:プラス1」) - 0は負の数でも正の数でもない。
練習問題1
0より小さい数のことを、0より大きい数のことをという。
は正の数でも負の数でもない。
練習問題2
次の数の中から負の数を選びなさい。
【19, -10, 2, -1 ,0, 10】
答え:
負の数の例
負の数について、もう少し具体例を用いて説明していきます。
例1:「今日の札幌の気温は-5度です」
先ほども例に出した天気予報で使われる負の数です。
おそらく-5度が「寒い」ということは皆さんご存じかとは思いますが、どれほど寒いか分かりますか?
実は、-5とは、「0よりも5小さい」という意味になります。
つまり、-5度とは「0度よりも5度小さい」気温、という意味です。
例2:「今日のロンドンの気温は-10度です」
次はロンドンの気温です。
まずは先ほどの復習になりますが、-10とは、「0よりも10小さい」という意味になります。
それでは札幌(-5度)とロンドン(-10度)のどっちが寒いでしょうか?
-5度・・・「0度よりも5度小さい」
-10度・・・「0度よりも10度小さい」
でしたので、ー10度のほうがより小さい気温であり、より寒い、ということになります。
とりあえずこれだけ覚えて!
- 「負の符号(-)」の後の数字は、0よりどれだけ小さいかを表す。
つまり、-100は0より100小さい数!(気温で言うと0度より100度寒い気温!)
練習問題3
0より8小さい数はであり、と読む。
0より5大きい数はである。