確率(説明ページ)
概要
確率とは、あることがらの発生しやすさがどの程度かを数値で表現したものです。
具体的には、0から1の間の数値で表され、0は絶対に発生しないことを意味し、1は必ず発生することを意味します。1に近いほど発生する確率(発生しやすさ)が高くなります。
確率
確率とは、あることがらの発生しやすさがどの程度かを数値で表現したものです。
確率は、私たちが日常生活で遭遇するさまざまな状況やゲーム、スポーツの勝敗などで使われるため、すでに理解している人も多いかもしれません。
例1:コインを投げたときに表が出る確率
コインを投げたときに表が出る確率は 0.5(50%)です。
なぜなら、コインは表と裏の2つの面を持っており、表の出やすさも、裏の出やすさも同じであるためです。
例2:降水確率
確率は天気予報でも使われています。
「降水確率が 0.8(80%)である」とは、その日に雨が降る可能性が高いことを意味します。
逆に「降水確率が 0.5(50%)である」とは、雨が降る可能性と降らない可能性が同じくらいであるという意味になります。
例3:命中率
ゲームをする人は、命中率という言葉を聞いたことがあるかのしれませんが、これも確率です。
命中率1(100%)の技は、絶対に当たる技という意味です。命中率 0.3(30%)とは、当たる可能性が低いという意味です。
注意1
確率はあくまで「発生しやすさ」の高い・低いを表しているだけです。
例えば、命中率 0.8 の技を10回使ったとして、1回も命中しないことだってあります。
コインの表が出る確率は 0.5(50%)ですが、100回コインを投げても1回も表が出ないことだってあります。
命中率 0.8 の技を10回外し続ける確率はもう少し先に学ぶことになりますが、今はとりあえず、確率はあくまで「発生しやすさ」の高い・低いを表しているだけであるということを覚えておいてください。
注意2
確率と相対度数は同じではありません。
例えば、コインを 10 回投げて7回表が出たとします。
この場合、表が出た相対度数は7÷ 10 = 0.7 ですが、表が出る確率は 0.5 です。
つまり、
- 相対度数:実際に実験した結果をもとに、どれくらいの割合で発生したかを表した数値
- 確率:あることがらの発生しやすさを予測した値
です。
なお、実験回数を増やすと、相対度数は確率に近づくことが知られています。